Souvenir de l'avenir

AI研究関連や創作活動に関する話をします。

COMCEPT稲船敬二セミナーとHP開設

今日はCOMCEPTの稲船敬二セミナーに参加し、HPを開設しました。

 

稲船敬二といえば、元カプコンの開発部の中心人物で「ロックマン」や「鬼武者」「デッドライジング」などを作ったことで有名なゲームクリエイターです。最近では、株式会社COMCEPTを立ち上げ、「SOUL SACRIFICE」を手掛け、KickStarterで資金を集め「Mighty No.9」を開発中です。

 

その稲船さんがヒューマンアカデミーでセミナーを行うということを聞きつけたので参加してきました。その講演テーマは「ゲーム業界の歴史とビジネスモデルの変化」でした。

 

正直に申し上げるとテーマである「ゲーム業界の歴史とビジネスモデルの変化」にはあまり深く切り込まなかったように思えます。内容としては、ゲーム業界を目指す上で学生はどのようにしなければならないかや将来のために何を準備すべきかといった学び方そして働き方について詳しい話がありました。

 

夢に具体性を持たせ、そのために何をしなくてはならないかを考える。そして、他の人も目標に向け努力をしているため、それ以外の努力が必要だと力説していました。稲船さんは元々グラフィッカーで、企画も同時にしていたということでこのような考えに至ったそうです。

今の自分もそれと近い境遇にいると思います。「プログラマー」と「プランナー」の中間で彷徨っているので… 

 

最近、自分がそのにょうな中途半端な位置にいると思い悩んでいましたが、稲船さんの経験から「プログラマーとしての能力を高めるべきだ」という指針を得ました。まあ、大学でAIの研究を行ってるんで、これでプログラマーとして中途半端だったら駄目ですよね。プログラマーとして働きながら企画もできたらより深くゲーム開発にめり込めて楽しそうですので、どちらか1つに決めるのではなく、両方やるという選択肢を取ろうと思いました。

 

稲船さんは企画を任される前はグラフィッカーとしての仕事を早く終わらせ、企画を持ち込んでいたようで、それ以来、企画の仕事も飛んでくるようになったと話していました。しかし、いくらいい企画を作っても本職はグラフィッカーであるため、企画者として評価されることはなく、本業であるグラフィックの仕事も勿論手を抜くことはできなかったようです。

 

このように、辛い立場でありながらも「積極的」にゲーム制作をしていたことが今につながっていて、こうして色々なゲームをヒットさせることができたと熱く語り、この「積極性」を皆に持ってもらいたいと強く押していました。

 

最近、私もこのようにセミナーに参加したり、インターンシップを受けたり、かなり積極的に活動していますが、これを何故もっと前からやっていなかったんだと非常に悔しく感じています。単純に貪欲なだけかもしれませんが… 現在の積極性を維持、さらにはもっと積極的になり、今年は色々と事を起こして行きたいと思います。

 

 

そして、HPを開設しました。

こちらです。http://dsloft.org/

コンテンツは全然ないのですが、随時更新していきます。

 

さらに、CEDECのAI Challenge用の恋愛シミュレーションゲームAIを作り始めました。どうなるのかわかりませんが、明日辺りにアルファ・ベータ法を実装してみたいと思います。(そもそもアルファ・ベータ法が使えるかわかりませんが…)